合同会社シープジェイピー

共同購入クーポンサイト市場動向 (2011年10月)

【売上伸び悩む】

共同購入クーポンの検索サービス「クーポンJP（COUPON-JP）」( http://coupon-jp.com/ ) が、共同購入クーポン市場を独自に集計したデータによると、2011年10月のクーポン販売総額は 28億1,743万円となった。

上位20位までの販売実績と順位は以下の通り。

【１億超えのサイト続々】

今月は市場全体の売上としては低調であったが、これはポンパレが前月より5億弱も売上を落としたことが要因であり、トップのGROUPONは前月からほぼ横這いで推移している。

3位のシェアリーは順調に売上を伸ばし、2億をうかがう勢い。3位争いグループから頭一つ抜けたと思われる。

くまポンは初めて1億の大台に乗せたが、一休マーケットがそれをかわし久々に4位に浮上した。

上位5サイトが揃い踏みで売上1億超えとなったのは初となる。

また、LUXAも着実に数字を伸ばし、7位以下との差を広げて上位グループ入りしつつある点が注目される。

日本国内の共同購入クーポン市場は再上昇のきっかけがつかめないまま、今年も残り2ヶ月となった。販売力を維持できずに息切れするサイトが多い中、シェアリーなどの中堅サイトが毎月じりじりと二強を追う構図が続いている。

なお、10月に稼働している日本国内のクーポンサイトは約80サイト、11月に持ち越し(※)となったクーポンの販売総額は 約3億5,600万円。(※販売が月をまたぎ、販売終了日時が11月1日以降に設定されているもの)

【クーポン売れ筋ランキング】

10月はギフト券やトラベル系クーポンで目立ったものがなく、単体で販売額1,000万円を超えるものが4件と少ない。(9月はディズニーリゾートホテルやじゃらんポイントなど9件)

1位はGROUPONの東京・恵比寿 全ガン検査のクーポンで、39,800円と高額ながら390枚を販売した。

10月の実績とはならないが、11月1日現在、ポンパレで「ローソンお買い物券500円分」を100円で販売しており、17万枚を超えてなおも枚数を伸ばしている。（販売終了予定日は11月30日） 今年6月に販売した「マックカード500円分を100円」（81万枚を販売）以来、久々の集客系クーポンで注目されている。

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