HOME > 共同購入クーポン市場動向 > 月間レポート 2012年3月
PressRelease
報道関係者各位
2012年4月2日
シープジェイピー
合同会社シープジェイピー
クーポンJP

共同購入クーポン市場動向 (2012年3月)

【ついに首位大逆転】

共同購入クーポンの検索サービス「クーポンJP」( http://coupon-jp.com/ ) が、共同購入クーポン市場を独自に集計したデータによると、2012年3月のクーポン販売総額は前月より9%増加して、36億9,492万8,177円となった。

ポンパレが月間18億円を超える販売金額で1位を獲得、ついに2強体制の中で攻守が入れ替わる大逆転が起きた。

上位10位までの販売実績と順位は以下の通り。

<表1>共同購入クーポンサイト 2012年3月販売実績

3月順位 2月順位 クーポンサイト 3月販売金額 前月比 2月販売金額
1位 2位 ポンパレ 18億1,124万5,579円 132% 13億6,548万0,595円
2位 1位 GROUPON ※1 ※4 11億6,447万3,853円
~15億1,637万8,065円
84%
~109%
13億8,343万2,025円
3位 3位 シェアリー 2億1,522万0,832円 160% 1億4,558万2,367円
4位 5位 くまポン ※2 1億3,805万1,586円 102% 1億3,423万5,814円
5位 4位 一休マーケット ※1 1億1,486万9,450円 84% 1億3,662万8,479円
6位 6位 LUXA 9,916万4,491円 161% 6,156万5,176円
7位 8位 ベネ!PON 2,709万6,076円 117% 2,312万6,765円
8位 9位 TOKUPO 2,614万1,340円 133% 1,963万7,976円
9位 11位 PONiTS 2,232万5,360円 153% 1,453万4,200円
10位 10位 CouponBank 1,824万9,608円 122% 1,488万1,924円
共同購入クーポン市場販売総額 36億9,492万8,177円 109% 33億7,735万0,139円
※1. 共同購入クーポン(期間と販売数を限定するもの)以外の 通常のクーポン販売やEコマースを行っているサイト。
 共同購入クーポン以外はこの集計値に含まないため、必ずしもサイト全体の販売実績を指すものではありません
 集計値に含まない例:GROUPONの「Groupon Now!」、一休マーケットの「スパクーポン」など。
※2. 3月販売金額にOEMクーポン分を含む。
※3. 集計データについての注意事項
  1. 本プレスリリース掲載のデータは、クーポンJPが各クーポンサイトに掲載された情報を独自に収集し、集計を行った推定実績です。共同購入の成立条件(最低販売数など)を満たし、2012年3月1日00:00~3月31日23:59の間に販売終了時刻を迎えたものを対象に集計しています。各クーポンサイトの公式発表データではありません。
  2. 販売数非公開や会員限定公開などのクーポンなどは本集計の対象となっていません。
  3. OEMクーポンの売上については、原則として供給元のクーポンサイトの売上として計上しています。
  4. データの不備・指摘については、本プレスリリースの最後に掲載している問い合わせ先にご連絡ください。
  5. 本プレスリリースに訂正がある場合、クーポンJPの以下の URL にて随時公表致します。
    クーポン共同購入サイト 月間実績集計(統計報告)http://coupon-jp.com/monthly_report.html
※4. GROUPONは3月16日から、販売個数の表示方式を「○○枚以上」のような概数表示に変更したため、最小販売枚数
  から最大販売枚数を考慮した販売推計値として表記しています。月間市場総額は最小推計値を採用しています。

【ポンパレ首位獲得、編集長に聞く】

ポンパレが月間販売総額18億1,124万5,579円となり、弊社調査において初めて1位を獲得した。

また、ポンパレの3月の実績は、2011年6月にGROUPONが記録した16億5,223万2,306円を1億5,000万円以上も上回り、歴代月間販売総額としても記録を塗り替えた。

今回の月間首位獲得について、株式会社リクルート ポンパレ編集長 渡部純子氏にお話を伺うことができた。

――弊社調査により月間販売金額1位となりました。1位の感想をお聞かせください。
 
ポンパレ編集長 渡部純子氏(以下、渡部編集長):
ありがとうございます。 ポンパレの商材がカスタマーのみなさんに支持された結果だと思っています。
 
 
――勝因は何だと思われますか。
 
渡部編集長:
「今どんな商材がカスタマーに求められているのか」を常に意識し、ニーズに寄り添った売り場作りを心がけてきたからではないかと思います。 また、季節やイベントに応じた特集を組むことでカスタマーニーズを喚起しながら販売していたことも結果に結びついたのではないでしょうか。
 
 
――他の共同購入クーポンサイトに向けて一言お願いします。
 
渡部編集長:
すでに日本に根付いたこのマーケット、共に切磋琢磨して、盛り上げて行きましょう。
 
 
――ポンパレの今後の戦略についてお聞かせください。
 
渡部編集長:
現在の充実した商材の品揃えをキープし続けていくこと。 カスタマーが求めている商材を毎日きちんと取り揃えておくことが何よりも重要だと思っています。
 
 
――ポンパレを始め、共同購入クーポンのファンに向けてコメントをお願いします。
 
渡部編集長:
いつもご利用いただき、ありがとうございます。
カスタマーの皆さんに喜んでいただける商材をご提供できるよう、スタッフ一同一丸となって頑張りますので、これからもよろしくお願いいたします。

4月1日にポンパレの新編集長に就任したばかりの渡部さん、日曜日にも関わらず快くご返答を頂き、この場を借りてお礼申し上げます。

共同購入クーポンへの関心は一時に比べて落ち着いた感はあるが、マーケットとしては定着した。 今後は使いやすさやサポートの充実で信頼を積み上げ、ユーザーを楽しませる工夫などで市場を拡大していくことが期待される。
 
 ポンパレはじゃらんやホットペッパーと連動したクーポンの販売を始めており、これからもリクルートの強みを生かした企画が出てくることだろう。 これに元祖GROUPONの巻き返しや各社サイトも加わって、市場全体で共同購入クーポンファンを楽しませて欲しいところだ。

【クーポン売れ筋ランキング】

3月の売れ筋ランキングは、販売金額首位の勢いそのままに、ポンパレがベスト10をほぼ独占する形となった。

10位以内のクーポンのカテゴリは全て通販かトラベルのクーポンで、販売単価が比較的高めのものが並んだ。

3月の集客系クーポンは、10位圏外となるがGROUPONのエルパカオンラインギフト券1000円分→500円以外に目立つものは見られなかった。ポンパレも派手なキャンペーンを打たず、メルマガ登録者に購入ギフト券をプレゼントするなどの地道な手法に終始した。

<表2>クーポン販売ランキング(総合) 2012年3月

順位 クーポンサイト 販売金額 クーポン
1位ポンパレ3,427万0,000円通販/【送料無料】2年保証つき!話題の<ルンバ>が29,800円!!
2位ポンパレ2,940万0,000円大阪/ホテル日航大阪・1名あたり4,900円!ペア1泊朝食付き
3位ポンパレ1,802万0,000円東京/小田急ホテルセンチュリーサザンタワー・1泊朝食ブッフェ付
4位ポンパレ1,714万3,000円大阪/USJオフィシャルホテル・1名3,500円!展望温泉入浴券1枚付♪
5位シェアリー1,680万0,000円通販/ネットブック HP Mini 5103 Directplus専用モデルが16,800円!
6位ポンパレ1,598万0,000円通販/スチームで部屋中ピカピカ【シャーク スチームモップ プロ】10点セット
7位ポンパレ1,500万0,000円群馬北軽井沢/森の露天風呂とディナー、1泊2食付ペアで10,000円!
8位ポンパレ1,493万5,020円通販/マイクロカレントプラチナローラー、4,980円!
9位ポンパレ1,197万0,000円通販/話題の低反発マットレス【スウィートスリーパーシングル】7,980円
10位ポンパレ1,171万2,000円宅配クリーニング/段ボールに衣類を選んで送るだけ。せんたく便10パック+撥水加工
※2012年3月1日00:00~3月31日23:59の間に販売終了時刻を迎えたものを対象に集計。

【GROUPON、販売数表記を変更】

GROUPON 販売数 表記変更
 GROUPONは3月16日から販売枚数の表記を、実数から「○○枚以上」という概数の表記に変更した。また、販売終了後の販売数公表も同時に取りやめている。
 
 これは米国GROUPONが行っている表記方式で、1~9枚までは実数で、10枚以上24枚までは「10枚以上」、25枚以上49枚までは「25枚以上」といった幅をもたせた表記となっている。(刻み幅は米国と同一仕様ではない)
 3月31日現在、世界42エリアで展開しているGROUPONのうち、この表記方式になっているのは米国と日本の2エリアだけだが、その他のエリアでも追随するものと予想される。
 なお、これはWeb表記上の変更だけで、出店側は今まで通り実際の販売枚数の情報は得られている模様だ。

今回の市場動向調査では、3月16日以降の約半月分がこの表記変更の影響を受け、11億6,447万円(最小推計)から15億1,637万円(最大推計)まで幅を持たせた集計を行っている。
 4月以降はまるまる1ヶ月分が影響を受けるため、外部からはGROUPON販売推計値の全容が把握しづらい状況になると想定される。

上限枚数の公表や最低成立枚数の設定はかなり以前に廃止されたが、今回の販売枚数の表記変更も相まって、
「画面をリロードする度に販売数が増えていく」「売り切れそうだから今すぐ買う」といった、共同購入クーポンを
利用するとき特有の高揚感が減退することにならないか懸念される。

【本プレスリリースについて】

メディア・報道関係者の方で、データ素材(Excel形式)をご希望の方は、下記お問い合わせ先までご連絡ください。

本プレスリリースの転載、引用は自由に行って頂けます。その際にはクレジット表記として「クーポンJP」または「合同会社シープジェイピー」、及びURLリンクを明記して頂けますようお願いいたします。

本件のお問い合わせ先
合同会社シープジェイピー 担当:渡辺 正樹
TEL 046-874-6590 メールでのお問い合わせはメールフォームにて